蛍光灯の上手な使い方

蛍光灯の照明効果

 オフィスの蛍光灯を見ていると、どうしてもあじけなく、蛍光灯による照明は空間演出には向いていない、そんなイメージをお持ちの方もいるのではないでしょうか。確かに白熱電球の比べれば、蛍光灯の明かりはどこか冷たく、あじけない印象を与えるかもしれません。ですがそれは間違いです。要は使い方次第なのです。  まずおすすめなのは、間接照明に蛍光灯を使う方法です。おしゃれな部屋を演出するために、光を上手に使ってライトアップするのは基本ですよね。間接照明はお部屋をおしゃれに演出してくれる優れもの。ですが照明の演出が目的となると、間接照明そのものがちょっと電力の無駄遣いともいえます。だからこそ間接照明は蛍光灯など省エネ効果の高いものを使ったほうがお得なのです。ですからうまく壁や天井を照らして、空間演出を行いたい場合には蛍光灯が最適となるのです。
 もちろん、スポットライトなど、もともと1方向を照らす目的の照明であれば、LED電球は逆に好まれることもあります。間接照明に、現代的な印象を与える、蛍光灯のシームレスライン(端まで光らせることができる蛍光灯です)を用いれば、それだけでおしゃれな空間が生まれます。
 また、蛍光灯のあじけなさをカバーする意味でも照明器具をゴージャスなものに替えるというのもありでしょう。高い位置に取り付ければ、十分に演出効果は見込めます。  ひとつの部屋に、複数の照明器具を用意するというのも、空間演出と同時に省エネ効果も期待できる良い方法です。リビングにそもそも、いつも赤々と灯りがともっていて欲しいとは限りませんよね。映画鑑賞や音楽鑑賞を楽しむときには、ちょっと暗いほうが、ムードも生まれます。ブラケットやフロアスタンド、スポットライトなどを使って、部屋の一部を照らす灯りを演出兼補助照明とし、灯りが足りないときには使い、それほど灯りが必要ないときには消せばいいのです。逆にメインの照明を消して、小さな灯りでムードを楽しむのももちろんいいですね。

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