蛍光灯の上手な使い方

蛍光灯にも色がある

 蛍光灯の灯りというと、一昔前は会社や事務所で良く使われるような冷たい印象の灯りでしたが、今の蛍光灯はもちろんそんな事はありません。実際に蛍光灯を購入する場合、あまり気にしていない人も多いでしょうが、蛍光灯といっても、全ての蛍光灯が同じ色合いというわけではありません。昼光色、昼白色、電球色といった3色が、現在、蛍光灯のメインカラーです。
 昼光色は、3色の中では最もクールな印象を受ける色です。多少青みがかった印象で、最も「明るい」印象になります。もちろん同じワット数であれば色によって明るさが違う訳ではありませんが、そう「感じる」という話です。欠点としては、食べ物がおいしそうに見えないことで、家庭のリビングにはあまり使われません。
 昼白色は、最もベーシックなタイプの蛍光灯です。昼光色ほどクールな印象はなく、昼光色に感じる青みはありません。どんな色か一口に言えば、「真っ白」といった印象になるでしょう。もっとも普及している蛍光灯の色で、値段も他の色に比べて安いことも多くなっています。
 電球色というのは、電球に感じるような温かみのある色です。オレンジがかった色で、その分「暗い」印象を受けることもあります。ですが落ち着いた印象になりますので、寝室などにおすすめです。
 この色の違いは、ケルビン値の違いによるものです。ケルビンというのは、熱力学温度(絶対温度)の単位。蛍光灯で使われるケルビンは、色温度の単位になります。蛍光灯を購入すると、5,000K(ケルビン)など、数字が書かれています。この数字が大きいほど、色は昼光色のようにまぶしい印象になり、数字が小さければ電球色と呼ばれる色になります。

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