蛍光灯の上手な使い方

インバーターと蛍光灯

 蛍光灯に高電圧をかけて光らせる、その仕組みのひとつにインバーター式があります。インバーター式は、文字通りインバーターで電圧を得ます。つまり、インバーター回路そのものが変換器で、電流を一旦直流にし、更に高周波にすることで高い電圧を得る仕組みです。このインバーター式が現在の蛍光灯の主流で、素早点灯し、ちらつきもない優秀なものになっています。ラビットスタート式は、インバーター方式の前に作られたものですが、一般家庭には普及しませんでした。ですからこのインバーター方式の蛍光灯が登場することで、これまで遅くて鈍いというイメージの蛍光灯は、そのイメージを払拭するに至ったのです。
 このインバーター式の特徴は、点灯が早いというだけではありません。それまでの電球に比較して同じワット数で明るいということです。それまでの蛍光灯で得ていた明るさと同じ明るさが必要なら、インバーター式の消費電力は75パーセントほどの電力で済むので、その点では蛍光灯の中でも特に省エネ商品となっています。また、明るさを調節できるというのインバーター式の大きな特徴で、ものによっては10段階での調節が可能なものもあります。欠点としては、スターター式やラビットスタート式に比べると、値段が高いということです。また照明器具そのものも、調光機能があり複雑なため高価なものになっています。

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