蛍光灯の上手な使い方

蛍光灯と電球の違い

 蛍光灯と電球、誰もが知っている違いとはやはり、蛍光灯は電球に比較して電気代が安いということがあげられると思います。この電気代の違いは、同じ明るさを得るために必要な電力の違いという事になります。もちろん蛍光灯と電球のしくみそのものは違いますが、最も大きな違いは必要な電力の違いということになるでしょう。
 白熱電球と蛍光灯の値段を比較すれば、白熱電球は蛍光灯の10分の1程度の値段で購入することが可能です。ですが電気代と本体寿命を考えれば、蛍光灯のほうが有利です。白熱電球は寿命が短く、すぐに切れてしまいます。この、切れやすいというのも白熱電球の特徴でありますが、これにはやはり、白熱電球ならではの原因があります。白熱電球は、触ると「熱い」、これは白熱電球を使ったことのある人なら、誰でもご存知ですよね。なぜそうなるのかといえば、白熱電球が光る仕組みを考えれば簡単です。フィラメントに電流を流して温度を上げることで発光します。電球の寿命はこのフィラメントの寿命であり、高温に晒されたフィラメントは蒸発していきます。そして徐々に飛散して最後には役に立たなくなるのです。この時に蛍光灯の寿命がやってきます。
 また、白熱電球と蛍光灯は、灯りの広がり方が違います。蛍光灯は光の指向性が強く、一方向を照らすのが得意です。その特徴を活かして、蛍光灯は集中したいときに、白に近い灯りを使うと効率が上がるといわれています。その代わり蛍光灯は広い範囲を照らすことが上手。映画の撮影などでは、この白熱電球の良さが上手く空間を演出します。

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